不動産の不正請求とは?
皆様は、北海道の某不動産業者の爆発事故を覚えていますか?
覚えていない方の為に、少し事件の概要をご説明したいと思います。
事件は、2018年12月18日に北海道札幌市豊平区の大手不動産仲介会社の平岸駅前店で20時29分に発生いたしました負傷者52人を出すガス爆発事故です。
原因は、某不動産会社の店舗改装に伴い従業員が120本の抗菌消臭スプレー缶の廃棄する為に、スプレー缶の中身を空にする処理を締め切っていた店内で行なっていたことで、店内にガスが充満した状態になっているところに、湯沸かし器を付けた事が原因で、店内に充満していたガスに引火し大爆発が起きたものである。
なぜ中身の入っているスプレー缶を廃棄していたかと言いますと、この某不動産会社では、賃貸契約をする際に、抗菌消毒が必要であるとの説明し、高額(15000円程度)な代金を受領しておきながら、未施工のまま引き渡していた事で、社内に溜め込んでいた在庫が多くなることで、置き場所が無くなった事で処分していたのです。
これが、最も表に出た不正請求です。
今回は、抗菌消毒になっていますが、実は、不動産業界では、オーナー様が本来は必要としていない本来不要な費用を請求するケース横行しているのです。
例えば、ハウスクリーニング、エアコンクリーニング、鍵交換、消毒代などの抗菌系、24時間駆けつけサービスなどが最たる例です。
ですが、この名目は本当にオーナー様が必要なケースもあります。
物件によって、必要な経費がバラバラなのです。
なので、一般の方には分からない事をいい事に、上記の悪徳不動産の様な詐欺行為が横行するのです。
きちんと施工しておけば、何も問題が無いのですが、施工していないのにも関わらず返金をする事なくそのまま放置しておくことが違法行為なのです。
こう言った違法行為は、一般のお客様にはすごく分かり難いです。
防ぐには、オーナー様が自分の物件が契約する費用がどのように募集されているかの確認が必要になります。
オーナー様がハウスクリーニング代もエアコンクリーニング代も鍵交換代も費用負担して、消毒代や24時間駆けつけサービスも本来不要な契約なのに、その間で仲介する不動産会社で借主様に請求し、その分をピンハネされていることもザラにあるのです。
(ハウスクリーニング、エアコンクリーニング、鍵交換代は家主様側がすべきものとの決まりがありますが、特約で定めた場合は借主負担になります。この説明は、次回の機会にいたします。)
オーナー様がせっかく借主様の為に、初期費用を安くしても意味ないですよね。
これが、不動産業界の不正請求です。
これを防ぐには、オーナー様が検索サイト内で、ご自身の物件にどんな費用が上乗せされているのかを確認する必要があります。
オーナー様が、全ての検索サイトの全ての会社を調べるのは、とても時間が掛かりますので実際にできるオーナー様はいません。
そこで、ラークダを使用してオーナー様ご自身で募集をして頂けましたら、入居希望者様が、一番安く掲載している所を探してご連絡して来て頂けるのです。
他にも、小さな金額を不正請求する方法もあります。
仲介手数料です。
仲介手数料は、家賃の半月分と消費税までと決まっております。
ただし、借主様の事前了承があれば家賃のlヶ月分と消費税を請求しても良いとなっています。
よくある仲介手数料の不正請求の手口のご紹介
例:家賃5万円、共益費3千円の物件の場合、本来ならば家賃の5万円に仲介手数料の例えば半月分を掛けて計算しないといけないのですが、家賃の5万円と共益費の3千円を足した53,000円に仲介手数料を掛けて請求してくる会社が多いです。
また、仲介手数料も事前(内見時や会申し込み時)の説明なしに、借主様の承諾なく家賃の1ヶ月分を請求するのは違法行為です。
きちんと判例も出ています。
確認したい方は、こちらをチェック
また、預かり金を返してくれないなど、本当に悪徳不動産屋の手口はさまざまです。
皆さんも、賃貸の不正請求には注意して下さいね。