不動産のおとり広告とは?
実際にはご案内できない又は契約ができない物件を広告掲載する行為の事です。
お取り広告は、釣り広告、誇大広告を同じ意味合いのものです。
おとり物件も同じ事で、釣り物件と同じ意味合いのものです。
おとり広告の手口とは?
色々な方法があるのですが、まずは、一般的なおとり広告をご説明させて頂きます。
物件を登録した時点では空室であったが、数日経過することで、他の方から申し込みが入ってしまい契約不可になってしまうケースが一番多いです。
この場合、通常は、お客様から問い合わせが入った時点で正直に、他の方から申し込みが入っている旨、もしくは契約が確定している事を伝えるべきなのですが、空室状態ですとウソをついてお客様を来店方法です。
その次は、実際には存在しない物件を掲載しているおとり広告のケースです。
このおとり広告をしているケースが一番タチが悪いです。
掲載方法は、Aの物件の外観とBの物件の間取りを使って適当に家賃や築年数、占有面積を記入して掲載する方法です。
このおとり広告は、そもそも存在しないので100%案内してくれません。
もっとも悪質な不動産業者がよくやるケースですので注意しましょう。
おとり広告の目的とは?
おとり広告を使ってお客様を店舗にご来店させることが目的です。
店舗に来店させてしまえば、「たった今さっき決まったみたいです」と言って違う物件をご紹介するのです。
お客様もわざわざ、他の不動産屋さんに予約を取って行こうとまでは思わないので、ウソをついた不動産屋さんで他の物件を提案して貰うのです。
内見をさせないようにする言い訳の事例紹介
おとり広告で来店させた後で、どの様な理由をつけて実際に内見をさせないようにするかをご紹介したいと思います。
事例①今はキャンペーン中で半年後に家賃が上がる。
→これは真っ赤な嘘です。そんな契約は法律上あり得ません。
事例②自殺や殺人事件があったお部屋だから家賃が安くて気、持ち悪いので案内したくない。
→これを言えば、自殺や殺人現場の家を内見したい人っていないですよね。
事例③競売にかけられていて新しい所有者が決まったら出て行かないといけない。
→こういった物件を貸しに出す事はあまりありません。
また、新しい所有者が退去を迫るかどうかもわかりません。
募集時点でこの様なことを言い切れるのは存在しない証拠です。
事例④近隣にクレーマーや精神異常者が住んでいる
→こういえば、選択肢から外れるので、わざわざ内見をしたいとは言いませんよね。
これは、一部の例です。
色々な理由をつけて案内しないようにしてきます。
おとり広告はなぜ無くならないのか?
原因①:膨大な広告費
ほとんどの物件検索サイトは、お客様一人に対して膨大な広告費がかかっております。
この膨大な広告費が、会社の負担になり1人でも多く来店させるようにする事につながり
無い物件を無いとは言えなくなるのです。
原因②:反響課金
反響課金とは、お客様が不動産会社にメールや電話をした場合に発生する広告費のことです。計算法は、家賃の10%がかかります。例えば10万円の家賃なら1万円の広告費がかかります。一人のお客様に費用がかかり過ぎですよね?これが原因です。
原因③:悪徳業者だけが得する
皆さんに問題です。
A社とB社の2つに不動産会社に同じ物件の空室の問い合わせをしたとします。
A社は、空室なしと連絡がありました。
B社は、空室がありますと連絡がありました。
どちらに行きますか?
B社に行きませんか?
実は、本当の事を言っているのはA社なのです。
普通、空室がある物件に空室ありませんって言わないでしょ?
でも皆さんは、B社に行ってしまいますよね?
これが答えです。
無い物件を無いと正直に伝えるとお客様はご来店頂けません。
だから嘘をつくのです。
複数の不動産屋から連絡がくる原因
実は、皆さんがよく使っているサイトには、問い合わせをする際に、実は「この物件を掲載している不動産屋全てに問い合わせをする」という所に勝手にチェックが入っているのです。
それが原因で知らず知らずの内に色々な不動産屋に問い合わせをしてしまっているのです。だから、色々な不動産屋さんから問い合わせの返事が来るのです。
反響が来た不動産屋さんは、その時点で既に広告費が発生しているので、必死で連絡して来店させようとして連絡が来ると言った流れです。
なぜ、そのようなシステムになっているかと言いますと、物件を掲載している検索サイトで反響課金システムを採用している所などは、多くの不動産屋に問い合わせが入った方が、お金が貰えるのでこの様なシステムを取っているのです。
問い合わせをする人からしたら、いっぱい連絡が来て嫌なシステムですよね。
空室の問い合わせ後、数秒で空室があると言う返信メールは一切、調べてません!!
皆様は空室確認ってどのようにするか知っていますか?
まず、問い合わせがあった物件のオーナー様や管理会社様がどこなのか?合わせて連絡先などを調べます。
連絡先が分かりましたら、電話をかけてお客様から問い合わせがあった物件が現在、空室かどうかの確認をいたします。
ここまでの作業で最低でも5分ぐらいはかかります。
検索サイトで問い合わせをして、数秒〜5分ほどで空室の返信が来るのっておかしくないですか?
もし、空室があっても、メールの文書も打たないといけないのですよ?
そんなに早く返せる訳ないのです。
実際には、自動返信メールのシステムを組んでいるのです。
問い合わせが入ったら、自動的に物件と問い合わせ者の名前を拾って自動的に空室ありますっていうメールを送るのです!
悪徳不動産屋の典型的な例です!
ですので、問い合わせをして、すぐに返信メールが返ってくる不動産会社は信じてはいけません。
実は、おとり広告は不動産業者も困っている!?
実際には無い物件や、すでに募集が終了している物件も平気で掲載されているのが従来の検索サイトです。
ですので、お客様がこの物件ありますか?といつまでも言われて困るのです。
その都度、空室を確認しないといけません。
実際に存在する物件なら、調べようもあるのですが、存在しない物件を調べるのはかなりキツイです。
悪徳不動産会社の被害者は、お客様だけでなく、きちんと仕事をしている不動産会社も被害者なのです。
なぜ不動産屋は、おとり広告をやめられないのか?
やはり、不動産会社の体制にあります。
不動産会社では、お客様から物件の問い合わせがあった場合、実際には空室がない場合に無いと伝えても良い不動産屋って、ほぼ存在しないと思います。
多分、それを言ってしまったら、上司の方に怒られます。
せっかく広告費をかけて、連絡貰えたのに、本当の事言ったら来店して貰えないからです。
おとり広告を避けて賃貸物件を探す方法
ラークダを使用して検索して頂く事が一番です。
ラークダでは、おとり広告撲滅を掲げているだけあって、おとり広告を掲載している不動産会社を発見した場合は、検索サイトから、その会社を追放してしまうのです。
また、お客様からの通報システムがボタン一つでできるので、お客様が悪徳業者を追放して行って使いやすい、嘘のない検索サイトを作り上げていく、全く新しい形の物件検索サイトです。
おとり広告にだまされたくない方は、ぜひ、ラークダをご利用下さい。
おとり広告を取り締まる機関紹介
不動産公正取引協議会連合会という機関がございます。
ぜひ、参考にして見てくださいね!
おとり広告は大手も掲載している
実際におとり広告をしていた会社名を掲載することは避けさせていただきます。
皆様の方で、「会社名+おとり広告」で検索して頂けたらと思います。